皆さん、訪れていただきありがとうございます！クラウドファンディング応援ライターのAyakoです♪

クラウドファンディング体験者の方に、色々な角度の想いや体験談を発信するインタビュー連載です。

今回取り上げさせていただくのは、一般社団法人コレカラ・サポートの超高齢社会体験ゲーム『コミュニティコーピング』や、幕張PLAY株式会社の夢を実現するカードゲーム『ドリプロ』という、２つのゲームでそれぞれクラウドファンディングにチャレンジした、まちづくりゲーム団体UrboLab代表でゲームの企画開発を手掛ける上原一紀さんです。2回にわたって伺ったお話しをお送りします。

目次
  1. クラファンプロジェクトのシリアスゲーム開発を手掛けた原点と、この先の取り組みへ
    1. 今のゲーム開発のきっかけとなったゲームはありますか？
    2. 最初に作り出したゲームは、どういうものを作ったのですか？
    3. ゲームを作りあげる際に大切にしている事を教えてください。
    4. シリアスゲームの素敵だなと思う点を教えてください。
    5. 今後、こんな題材でゲーム化したら面白いな・・と思う分野や、夢を教えてください。
  2. 上原一紀さんのご紹介
    1. 応援レポート：バックナンバー

クラファンプロジェクトのシリアスゲーム開発を手掛けた原点と、この先の取り組みへ

上原さんは、行政、民間、NPOを経験され、それぞれの経験を活かしながら自分らしい社会貢献を目指されています。上原さんと携わらせていただき、難しい社会問題が楽しく学べるゲーム化になっていることを知り、初めてこの組み合わせを目の当たりにした時、意外性を強く感じ結び付いているのが不思議な感覚さえしました。この世界観を知ってから、ゲーム開発をされている方の原点や思いに触れてみたくなり、上原さんにお話しを伺ってみました。

上原さん右角度

今のゲーム開発のきっかけとなったゲームはありますか？

（上原さん）はい、社会人になってから携わったゲームが原点になっています。学びのあるゲームで”シリアスゲーム”というジャンルがあるのですが、公務員の職についていた頃、自治体の財政をシュミレーションしながら考えることのできるゲームに出会いました。最初は体験する側だったのですが凄く良い刺激となり、次第にゲームを提供する側になって、千葉や船橋などで体験会を開いていたりしました。

自治体の財政を考えるという難しい題材なのですが、一般の方も一緒になって楽しみながら自治体や街づくりについて考えるきっかけとして、素晴らしい仕組みだと思い共感しました。

インターンシップ

最初に作り出したゲームは、どういうものを作ったのですか？

（上原さん）初めて自分で作ったゲームは仕事で作ったのですが、人事コンサルタントの職についていた時でした。インターンシップのコンテンツとして、学生の方々に向けて企業のお仕事体験ゲームを作る機会があり、その会社の仕事を理解するにあたって、楽しく分かりやすく体験するためにゲーム構成を作り、ゲームをしながら学んでいく仕組みを作りました。

ゲームを作りあげる際に大切にしている事を教えてください。

（上原さん）やはり、学びのあるゲームなので伝えたいメッセージをちゃんと盛り込むことですね。でも、一方では盛り込み過ぎないことも大事で、どんどん複雑になって難しくなってしまうという点があるので、できるだけ伝えたいメッセージだけをシンプルにするということが大切かなと思っています。

シリアスゲームの素敵だなと思う点を教えてください。

（上原さん）ゲームを作る過程でも、広げていく過程でも『人を巻き込む』という点が素敵だと思います。作るというところでは、プロジェクトを立ててチームを作るというところから始まっていますし、必ずテストプレイというプロセスでさまざまな人に体験をしてもらったり、ゲームを作った後は取り組みを知ってもらうための体験会を開いて多くの方とのやり取りが生まれています。

シリアスゲームというジャンルでいうと、誰かに何かを伝えたいという事が前提にあるので、人との関わりや人を巻き込んだ生のやり取りの中で、生み出したゲームについて「楽しい！」「意外性があり、良い刺激を受けた」などと言っていただけると、嬉しさと共にシリアスゲームを素敵だなと思う気持ちが湧いてきます。

上原さん左角度

今後、こんな題材でゲーム化したら面白いな・・と思う分野や、夢を教えてください。

（上原さん）実は今、自分がメインという形ではないのですが、いくつかプロジェクトの一員として携わっています。産前産後を題材にしたようなゲームや、海辺の環境を考えるというようなゲーム作りに関わっています。知られていない社会問題はいっぱいあるので、今後もゲーム化して広めていくことは意義があると思っているので、今後も取り組んでいきたいです。

 

穏やかで温かなお人柄の上原さんからこぼれた、取り組みに掛ける想いと言葉は興味深く、もっともっと多くの人に体験する機会や、実際手元に届いて欲しいと思っていたところ・・なんと！実現するようです！2021年11月21日に日本最大規模のアナログゲーム展示会”ゲームマーケット2021秋”に参加されるとのことです♪次回は、上原さんが携わられたカードゲーム『ドリプロ』と、ゲームマーケットに向けてのお話しを伺っています。お楽しみに☆

上原一紀さんのご紹介

another life.プロフィールページ（https://an-life.jp/portfolio/132）

  • CAMPFIRE
    クラウドファンディング プロジェクト

応援レポート：バックナンバー

社会問題に取り組む意識を取り入れたコミュニティコーピングの新感覚ゲーム体験