皆さん、訪れていただきありがとうございます!クラウドファンディング応援ライターのAyakoです♪

クラウドファンディング体験者の方に、色々な角度の体験談を発信するインタビュー連載です!

今回取り上げさせていただくのは、千葉県内で90年振りに2軒目の酒造免許を取得されワイナリー設立を果たし、2020年12月に”多古ワイン”クラウドファンディングプロジェクトに挑まれ、達成率273%という素晴らしいゴールを掴んだ船越ワイナリーさんへお邪魔しています。

1話目は、醸造シーズン真っ最中ということで、大人の社会見学をレポートします!なかなか一般には見られない醸造の工程を、特別公開!!ワイナリー設立1年を経過した、船越ワイナリーさんの今をお届けします!

多古ワインファンの方や、ワイン好きさんにはたまらない映像もお届けします♪

クラファン後のワイン造りを通して、船越ワイナリーさんに関わる人々の目指すワインへの思いや姿勢、エピソード、地域おこしとこの先の広がる夢のお話しを連載しています。広報担当 川口明美さんにアテンドしていただきながら伺いました。ありがとうございます!

世界に誇るワインを目指す姿勢

ワイナリー設立後、昨年は11月にワイン造りをスタートさせた船越ワイナリーさんですが、今年の醸造は実りの秋を迎えた9月頃からスタートされていました。私がワイナリーを訪れた日は、幸いにも2工程が行われる珍しい日だったそうです♪”圧搾”と”除梗”という工程を見学させていただきました!

ぶどうの豊かさを最大限に引き出す『かもし発酵』

船越ワイナリーさんでは、果皮・種子・果汁を丸ごと発酵させる『かもし発酵』でワイン造りをされています。

余計なことをせず、ふどうそのものの豊かな味を最大限に引き出し、体に優しくフレッシュで生きた香りを楽しめ、飲みごたえにもこだわれる醸造を取り入れていらっしゃいます。

この日まず見学できたのは、一次発酵を終えた岩手県産山ぶどうが仕込まれた樽から、果皮や種子を取り除く『圧搾』工程。酵母で一次発酵が終わったワインが抽出されていきます。ワインが勢いよく流れ出るとワイナリーは、一気に芳醇な香りに包まれました。

一次発酵を終えたテイスティングを、確かめ合うスタッフの皆さん。その中に、代表取締役 勝又純一さんのお姿も。真剣な眼差しで、ゆっくりと口に含んだワインを確かめていらっしゃいました。

途中過程での出来栄えは・・・

この笑顔!!順調にワイン造りが進んでいる確信の笑顔がこぼれていました。

川口さんに、使用ぶどうのこだわりやポイントを伺ってみました。

(川口さん)国内のぶどうのみを使用しています。なるべく低農薬で、生食用として食べても美味しいぶどうと山ぶどうを使っているんですよ~!

山形県産のものは、60年以上やまぶどうの研究に取り組んでいらっしゃる生産者さんより取り寄せており、岩手県産は、大手流通会社と山ぶどうの研究に取り組んでいらっしゃる生産者さんより送っていただいています。

今年は、更にこだわりポイントが!弊社の施肥の方法をお願いして施していただきましたので、自社栽培のぶどうではありませんが、より弊社の理想に近づけると考えています。

深いベルベットバイオレットのワインを、私も試飲させていただきました!一次発酵でもスパイシーさと厚みを感じる飲みごたえです。更に熟成させた完成品に、期待せざるを得ない味わいですよ~♪

液体を抜き終わった後は、果皮と種子を圧搾機にかけていきます。

果皮と種に含まれていた香りや風味が、ジュワりと押し出されていました。滝のようにあふれ出るビジュアルは、ワイン好きな方にはたまらない瞬間でしょう。

プレスしている間には、醸造の指導を依頼している塩瀬豪さんと、船越ワイナリーの正社員で、ソムリエの資格を持ち醸造家を目指している尾崎由衣さんは、ワインへの探求心はぶどうの風味の追求をした話し合いも垣間見られました。船越ワイナリーさんの『ぶどうの持つ高いポテンシャルを最大に引き出す』ポリシーの姿を感じるシーンでした。

圧搾後の果皮と種子は、最後の一滴まで絞られた残りはコンクリートのような硬さの塊に!自然からの恵みを活かしたいその思いから、更にこれを有効活用できないかを話し合われる皆さんの姿もみられました。

ピュアな果実味を追求するために

もう一つの大切な工程は『除梗』作業です。除梗とは、発酵させる前に房と実を分ける作業です。

房の事を果梗と呼ぶそうですが、果梗を付けたままの全房発酵という手法もあるそうです。

ただ、果梗から出るえぐみを感じてしまうタンニンや雑味が出てしまうことと、ピュアな果実を引き出すために除梗工程を入れられています。

この日配送された、山形産の山ぶどうです。ぷりっとした果実!!山形県産のぶどうは糖度が高いのが特徴だそうです♪栄養価が高く自然の豊かさがギュっと凝縮されているので、深みのある香りを感じるワインになるのだとか!

亜矢ちゃん!!ちょっと!!食べてみて!!凄く甘いのよ!!と、川口さんがビッグスマイル♪

一粒いただくと、びっくりする甘さでした!!

糖度21%超え!!酸味が無く、包まれるような優しく丸い甘み。岩手県産の完成ワインも捨てがたいのですが、山形県産のワインは濃厚な旨味が出るに違いないと、山形県産の山ぶどうをその場で搾って味わった山ぶどうジュースは宝石に磨かれる前の原石に見えました。

今回特別取材させていただきましたが、船越ワイナリーさんを支える醸造サポーターという存在を耳にしました。

川口さんに一般の方の”醸造サポーター”とはどのような方なのか伺ってみると・・・

(川口さん)2021年4月から2021年8月までの20日~26日の販売会DAY’sにお越しくださった、ワインと醸造に深いご興味をお持ちの方々で、サポートをお申し出くださった皆様にご参加いただきました。

2021年9月と10月は醸造シーズンの為、ワイナリーでの販売DAY’sはお休みなので、一般の方の醸造サポーター様との交流もお休みしています。2021年4月にホテルニューオータニ幕張様で、”多古ワインとディナーの会”を開催していただいたご縁で、ホテルニューオータニ幕張のソムリエの方もお越しくださいました。若いソムリエの方も『勉強の為』と、ご参加いただいたんですよ♪

 

多古ワインの豊かな味に人々が自然と集まり、サポーターの輪が広がるのは、船越ワイナリースタッフの方々のワイン造りにかける想いに共鳴共感を生むのだと思いました。2021年9月と10月は、船越ワイナリーさん直売店はお休みなので、お買い求めは船越ワイナリー 多古ワインオンラインストア、お取り扱い店舗にてお買い求めください。

次回は、一流ホテルの方々の心を揺さぶる、多古ワインの奇跡!ホテルニューオータニ幕張さんとの、マリアージュ企画のエピソードを伺っています。お楽しみに☆

 

船越ワイナリーさんのご紹介

  • 船越ワイナリー公式HP
    https://comcop.jp/
  • 多古ワイン オンラインストア
    https://tako-wine.stores.jp/
  • CAMPFIRE
    クラウドファンディング プロジェクト